【理不尽?】5分前出勤で怒られる理由を解説|リアルな対策も紹介

- 始業の5分前には出勤しているのに怒られる意味がわからない
- なぜ上司はあんなに怒っているのか理由が知りたい
- 理不尽に怒られたときの対策は?
始業5分前には会社に着いているのに怒られるときってありませんか?「時間に余裕を持て」だとか「時間外に始業の準備を進めておけ」だとか…。正直うんざりします。
なぜそんなことで怒るのか気になったので、この記事では5分前出勤に怒る人の主張をまとめてみました。記事を読めば5分前出勤に怒っている人たちの主張を聞いたうえで対策を考えることができます。
結論として5分前に出勤することは何も悪いことではありません。記事を読んで適切な対策を取りましょう。
5分前出勤に怒っている人の主張
5分前出勤に怒っている人の主張は以下のとおりです。
- 始業時刻には仕事を始める準備を整えておく必要がある
- 社会人としての常識がない
- 周りに迷惑がかかる
始業時刻には仕事を始める準備を整えておく必要がある
5分前出勤に怒ってくる人は「始業前に準備を終えてチャイムと同時に仕事を始めるのが普通」と思っています。仕事の準備は始業前に終えるのが当然だと考えているのです。
始業時刻に準備が終わっていない人を見ると「自分は早く来て準備しているのに!」とイライラしてしまいます。
社会人としての常識がない
5分前出勤に怒る人たちは、余裕を持って仕事に臨むことを「社会人としての常識」と考えています。そのため、常識から外れた人を見ると怒りたくなってしまいます。
早く出社することが仕事への意欲だと捉えている人も多くいます。15分前行動が「社会人としての常識」とされてきた時代の影響もあります。
周りに迷惑がかかる
始業前のミーティングや情報共有がある場合、5分前に出社されると間に合わないという問題があります。始業ギリギリに出社されるとスムーズな情報伝達ができず、業務の立ち上がりが遅れてしまう可能性があります。
始業前にミーティングを入れているのも問題ですが、職場によってはあり得る話です。
5分前出勤がOKな理由
さまざまな主張はありますが、法律的な観点から見ても5分前出勤はまったく問題ありません。5分前出勤がOKな理由は以下のとおりです。
- 仕事の準備も労働時間に含まれるから
- 「社会人としての常識」はアテにならないから
- 仕事さえしていれば問題ないから
仕事の準備も労働時間に含まれるから
先に紹介した「始業前に準備を終えてチャイムと同時に仕事を始めるのは当たり前」という主張は間違っています。法的な観点や労働者の権利を考えると、仕事の準備時間も「労働時間」に含まれています。
チャイムが始まってから準備を始めてもなんの問題もありません。始業時間前に準備をしろというのであれば、会社側はその分の給料も支払う必要があります。
自発的に早く出勤している場合は労働時間とみなされません。
ここの穴を突いて会社は早く出社して準備を進める圧力をかけているのです。何か問題になっても「社員が自発的に出社しているだけです」と言えますから。
始業前の時間は労働時間外なので、5分前に出勤しても問題ありません。
「社会人としての常識」はアテにならないから
早く会社に来ることを社会の常識だと言う人もいますが、別に常識ではありません。常識なんてものは時代や職場によって異なるものだからです。それっぽい古いイメージを振りかざしているだけです。現に僕が前に勤めていた会社では「就業前に仕事するな!」と言われていました。
そもそも1つの会社にしか勤めたことがない人は「社会の常識」を語れないのです。会社の数だけ常識があります。自分の会社の常識を「社会の常識」と一般化してしまうのは、適切な意見とは思えません。
余談ですが「新人は業務前にお茶やコーヒーを用意しておけ!」などという上司もいるようです。完全に時代遅れですね。飲みたい人が自分で準備すれば良い話です。謎の常識を信じきっているとこのような意見を平気で言うようになります。
仕事さえしていれば問題ないから
5分前に出勤していても仕事さえこなしていれば問題ありません。
現代の働き方は、どれだけ効率良く成果を出せるかが重要です。早く出社してダラダラと仕事の準備をするくらいなら、始業時刻から集中して質の高い仕事をする方が生産的です。5分前出勤に怒るのは、本質ではない部分で評価しようとする古い考えが原因です。
成果を出せるのであれば、5分前でも30分前でもいつでも好きなように出勤すれば良いのです。
5分前出勤で怒られたときの対処法
5分前出勤で怒られたときの対処法は以下のとおりです。
- 冷静に対応する
- 所定の窓口の相談する
- 転職を検討する
冷静に対応する
5分前に出勤して怒られたとしても、冷静に対応しましょう。その場で感情的になって言い争っても、なにも解決しません。以下の手順を参考に対応してみてください。
- 相手の主張を聞く
- まずは相手の意見をすべて出させます。「早く来て始業準備を進めてほしい」などの具体的な意見が出てくるはずです。
- 冷静に対応する
- その場は「今後は気をつけます」のような一言で済ませておくのが無難です。「法律では準備期間も労働時間に含まれますよ!給料出るんですか?」と言いたい気持ちをグッと抑えてください。状況が悪化するだけです。対策は後で考えれば問題ありません。
- 対策を考える
- 諦めて30分前に出勤するのか、人事部などに相談するのかを決めます。
その場ではあくまで冷静に対応することが大切です。いろいろ言いたいことはあるかと思いますが、ひとまず我慢です。
所定の相談窓口の相談する
5分前に出勤で怒られたとき、あまりにも理不尽なことを言われたり解決が難しいそうな場合は、、所定の相談窓口に相談しましょう。
相談できる場所は会社によって異なりますが、主に以下の場所があります。
- 別の部署の上司
- 会社の相談窓口
- 社内の人事部・コンプライアンス部門
- 労働組合・労働基準監督署
「相談なんてしたら職場の雰囲気が悪くなりそう」といった心配は無用です。上司が理不尽な意見を言っている場合、こちらに非はないので自信を持って相談しましょう。そもそも理不尽に対して相談しただけで空気が悪くなるような職場は離れた方がいいですね。
所定の窓口への相談は、案外強力な武器になります。会社によってはなんでも相談できる窓口が設置されていたりするので、ぜひ活用しましょう。ちなみに「早く来てお茶の準備でもしてろ!」みたいなのは普通にアウトなので、すぐに相談して大丈夫です。
転職を検討する
5分前出勤で怒られることがあまりにも多い場合、あなたと今の職場との価値観が合っていない可能性が高いです。価値観が合わない職場からは転職してしまうのも一つの手です。
正直、5分前に出勤した”程度”で怒る職場(または上司)とは、今後も些細なことで争いが起きるでしょう。5分前出勤でも怒られない職場なんていくらでもあります。僕の元職場は始業ギリギリに来ることが普通でした。「時間外に働きたくない」という価値観の職場だったんですね。
そんな職場いくらでもありますから、勇気を持って転職活動を始めましょう。今の時代退職代行サービスだったり転職エージェントだったり、さまざまなサービスの登場により転職しやすい環境が整っています。
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- 精神的に限界で明日にでも仕事を辞めたい
- 怒られるのが嫌すぎて胃が痛い…
- 辞めたいなんて言ったら怒られそうで怖い
こんな人は素直に「退職代行サービス」を使ってください。
退職代行サービスとは、専門の業者があなたに代わって退職の連絡をしてくれるサービスです。法律の専門家が代わりに退職に関わるすべての手続きを代行してくれます。
退職代行サービスのメリットは、精神的な負担なく仕事を辞められること。少なくとも上司や同僚からの精神的攻撃は受けなくて済みます。業者によっては、最短で即日辞められます。
優先すべきは「自分の心」です。メンタルが完全に壊れる前に退職代行サービスを使ってください。
退職代行サービスといえば「無責任だ!逃げるな!」とか「最近の若いやつは…」みたいな言われ方をしますが、全く気にしなくてOKです。そもそも無責任でもなんでもありません。パワハラ上司からは逃げていいのです。
自分で気が引けちゃったら退職代行サービスは使えません。あくまで悪いのは職場の方だと、強気でいきましょう。