早く出勤して怒られるのはなぜ?納得できる合理的な理由と対策を解説

「いつもより早く出勤して仕事を進めようとしているだけなのに上司から注意された」といった経験はありませんか?
良かれと思ってやったのになぜ怒られるのか?この記事ではその理由を解説します。上司も嫌がらせで怒っているわけではなく、ちゃんとした理由があるのです。
早く出勤してるだけなのに怒られる理由は?
早く出勤して怒られる理由は以下のとおりです。
- 労働時間の管理が難しくなる
- 業務の管理ができなくなる
- セキュリティ上の問題がある
労働時間の管理が難しくなる
社員が早い時間から仕事をしていると、労働時間の管理が難しくなります。会社は従業員の労働時間を正確に把握して管理する義務があります。始業時間前に働かれると労働時間の管理ができなくなるため、怒られてしまいます。
もし早く来て仕事をしていた時間が労働時間と判断されれば、会社はその分の賃金(場合によっては残業代)を支払う必要が出てきます。
「早く来て仕事をしているのだから、給料増やせ!」なんて言われるのも嫌ですからね。会社側としては厳しくせざるを得ないのです。「いや給料なんていらないから早く来て働かせてよ」という場合でも、それはサービス残業を黙認することになります。
どちらにせよ、会社としてはきちんと始業時間から仕事を始めてもらった方が好都合なのです。
業務の管理ができなくなる
勝手に早く来て仕事を始めてしまうと、上司の指示がないまま仕事を進めることになります。指示がないまま仕事を進めてしまうと、仕事が非効率になったり業務上のミスが増えたりする可能性があります。
各々がバラバラに業務を始めてしまうと、誰がどの業務をどこまで進めているのか、全体の状況が見えにくくなります。結果的にチーム内での連携が取りづらくなるのです。
上司としては全員で一斉に仕事を始めてもらった方が管理しやすいのだと思います。時間前に働かないと仕事が終わらないなどの理由があるのなら、まずは上司に相談してみましょう。
セキュリティ上の問題がある
正規の開錠時間前に従業員がいることで、警備上の問題が発生する場合があります。
多くの会社では施錠管理や入退室の監視システムを導入しています。、社員が通常想定されていない早朝などの時間帯に出入りすることで、これらのセキュリティ対策が十分に機能しなくなる可能性があるのです。
会社の秘匿情報を盗まれたりする可能性もなくはないため、会社側は早く来てほしくないのかもしれません。盗難を疑われる可能性もあります。
早く出勤して怒られたときの対処法
早く出勤して怒られたときの対処法は以下のとおりです。
- 時間を潰してから出勤する
- 家を出る時間を遅らせる
時間を潰してから出勤する
つい早く出勤してしまう習慣がついてしまっている方は、どこかで時間を潰してから出勤するのがおすすめです。これだけでは当たり前の話なので、時間潰しにおすすめの方法を紹介します。
- 読書
朝に読書をすることで、暇な時間を学びの時間に変えられます。読書であれば場所も取らないので、どこでも時間を潰せます。電子書籍を活用すれば、本を持ち運ばなくて済むので便利です。 - スマホゲーム
スマホゲームで時間を潰すのもおすすめです。
いずれもお金がかからず場所も選ばない暇つぶしです、会社の駐車場でも駅の待合室でもどこでもできるので、会社に早く来すぎて怒られる人は試してみてください。
家を出る時間を遅らせる
可能であれば、家を出る時間を遅らせましょう。もちろん朝の電車の時間などの関係もあるので、すべての方に当てはまるわけではありませんが、車通勤の方には有効な解決策です。
朝の時間を有効活用できないか考えてみてください。朝に読書の時間を設けたり、ゆっくりコーヒーを飲む時間を設けたり。
朝の時間を有効活用することで、私生活も充実します。ぜひ試してみてください。