バイトを辞めると怒られるとか関係ない!辞めるべきタイミングと円満退社できる例文を紹介

- バイト先がキツすぎてもう辞めたい
- バイトを辞めると伝えたら怒られた…
- バイト辞めたいんだけど怒られない伝え方を知りたい
バイトを辞めるのって怖いですよね。怒られるかもしれないし、文句言われるかもしれない…。不安でバイトをいつまでも辞められない人は多くいます。
そのままダラダラとバイトを続けていても、時間を浪費するだけで何も進みません。
この記事ではバイトを辞めるべきタイミングと、辞めたいと言って怒られたときの対処法を解説します。円満に辞めたい人向けに、辞めるときの例文も用意しました。
バイトを辞めるべきタイミングは?
以下のタイミングが来たらバイトを辞めるべきです。
- 理不尽に怒られることが増えたとき
- 自分のメンタルに限界がきたとき
- 私生活に影響が出始めたとき
理不尽に怒られることが増えたとき
バイト先で理不尽に怒られることはよくあります。あんまりひどいようなら、バイトを辞めることを検討するべきです。
仕事上のミスに対する注意は、自分の成長のためだと思えばなんとか耐えられるかもしれません。しかし「理不尽に怒られる」のは話が違います。
もしバイト先の上司が、ただ機嫌が悪くて怒っているだけだとしたら…。その職場にいても成長は見込めないので早く辞めた方がいいです。
理不尽に怒られるってどういうことなのか。ちょっと具体例を書いてみます。当てはまる人は要注意です。
- 他の人が同じミスをしても怒られない
- 教わっていない業務を押し付けられる
- 体調不良で休んだだけなのに「迷惑をかけたんだぞ!」などと言われる
上記に当てはまる人は要注意です。
自分のメンタルに限界がきたとき
いくら自分では「まだ耐えられる」と思っていても、案外心は弱っているものです。
バイトのことを考えると胸が締め付けられるとか、最近食事が喉を通らないとか。メンタルの低下は、思っているよりも身体に悪影響を与えます。
そんなメンタルになるまでバイトを続ける理由はないので、さっさと辞めることをおすすめします。
メンタルの低下を放置すると、睡眠障害や頭痛、最悪の場合うつ病にまで発展してしまうかもしれません。
メンタルが弱るのは決してあなたが悪いわけでありません。強いてゆうならバイトという立場の人間をそこまで追い詰めた、店長が悪いのです。
私生活に影響が出始めたとき
メンタルの限界とも通ずる話ですが、私生活に影響が出始めたらバイトは辞めるべきですね。例えば以下のようなときです。
- メンタルが弱りすぎて体にまで悪影響が出ている
- バイトで疲れ切って友人からの誘いを何回も断っている
- 忙しすぎて勉強に取り組む時間もない
上記の状況は、バイトと私生活のバランスが取れていない状態です。
私生活を充実させるためにバイトを始めたはずなのに、バイトのせいで私生活が疎かになってしまう…。これでは本末転倒です。
私生活とのバランスを取りながら働けるバイトはいくらでもあります。勇気を出して辞めるのも一つの手です。
バイトを辞めると言ったら怒られたときの対処法
バイトを辞めると言ったら、なぜか怒られて話を聞いてもらえなかった…。なんてことはよくある話です。そんなときの対処法は以下の3つです。
- 冷静に対応する
- 法律を確認する
- 退職代行を使う
冷静に対応する
相手が感情的になっていても、こちら側は冷静に対処するべきです。相手に同調して言い返しても、話し合いは前に進みません。むしろさらにゴチャついてしまいます。
相手が怒っている理由によっても対応が変わります。
- 退職の連絡が急すぎる!
- お前が辞めると人手不足なんだよ!
- お前みたいなのはどこに行ってもやっていけない!
などなど考えられますが「連絡が急すぎる」場合は、自分にも落ち度があるので素直に謝罪するべきです。
しかし、理不尽なことを言われたり、人格を否定するようなことを言われたりしている場合は、相手にする必要はありません。辞める意思を曲げようとしているだけなので、冷静に対応しましょう。
法律を確認する
法律では退職の事由が保障されています。あまりにも怒られるようなら、法律の知識を持って立ち向かいましょう。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
要するに「2週間前までに退職の意思を伝えていれば、会社側の合意がなくても辞められる」ということです。
「代わりの人員がいない!」とか「損害賠償を請求する!」みたいな脅し文句は、ほとんど無効です。このように法律の知識を持っておくと、理不尽な店長にも強気で対処できますよ。
退職代行を使う
- どうしても辞められない
- 話し合いに応じてくれない
- すでに精神的に追い詰められている
こんな人はサクッと退職代行サービスを使いましょう。費用はかかりますが、理不尽なバイト先にずっと囚われるよりはマシです。
世間では「退職代行は悪!」みたいな風潮がありますが、自分の身を守るためならいくらでも使うべき、というのが当サイトのスタンスです。
退職代行を使うことに罪悪感を感じる必要はありませんよ。
円満にバイトを辞める方法
いくら微妙なバイト先だからといっても、できることなら円満にバイトを辞めたいですよね。円満にバイトを辞める方法は以下のとおりです。
- 1か月前には退職の意思を伝える
- 伝え方を工夫する
- 感謝の気持ちを伝える
1か月前には退職の意思を伝える
できるだけ早めに退職の意思を伝えておけば、バイト先に配慮している感を演出できます。
バイトの店長としても、突然辞めると言われるのは辛いものです。急に言われてもシフトの調整ができずに困ってしまいます。厳しめの店長なら、当然怒りますよね。
円満に辞めたいなら1か月前には伝えておくのが無難です。1か月前であればシフトの調整もできます。
バイト先に配慮している感を出せば良いのです。1か月前に言っても怒ってくるようならまともなバイト先ではないので、頑張って辞めましょう。
伝え方を工夫する
伝え方を工夫するだけでも、相手に好印象を与えます。相手の機嫌が悪いときや仕事が忙しいときに伝えても、相手をイラつかせるだけです。辞める意思を伝えるときは、以下のような工夫をしてみましょう。
- メールやLINEではなく、直接会って話す
- 真っ先に店長に伝える
- 忙しくない時間帯を狙う
個人的に大事だと思うのが「真っ先に店長に伝える」ですね。
真っ先に店長に伝えたほうが誠意が伝わります。辞めることを他の人に言ったとして、変な噂みたいになって店長の耳に届くのは避けたいところです。
感謝の気持ちを伝える
やっぱり最後はこれですね。感謝の気持ちをしっかり伝えることで、円満な退職につながります。
相手への配慮が伝わるし、自分自身も気持ち良く終われます。
感謝の気持ちを伝えるときは、具体的なエピソードを添えると効果的です。
「〇〇さん、本日で退職となります。入ったばかりの頃、何もわからなかった私に、根気強くご指導いただき、本当にありがとうございました。」
などなど、具体的なエピソードがあると、お互い気持ち良く終われますよ。
バイトを辞める理由に使える例文5選
「バイトを辞めるとき、なんて言えばいいのかわからない…」という人もいるかと思います。
バイトを辞める理由に使える例文を5つ紹介するので、自分なりにカスタマイズして使ってみてください。
- 学業に専念したい
- 就職活動に集中したい
- 家庭の事情で…
- 体調面で問題がある
- 夢を追いかけたい
1.学業に専念したい
大学生や高校生の場合「学業に専念したい」というのは、バイトを辞める最強の理由になります。
〇〇さん、お疲れ様です!今、少しだけお時間いいですか?
実は、最近学校の課題とかが増えてきて、なかなかバイトとの両立が難しくなってきちゃって…。ちゃんと勉強に時間を使いたいなって思って、バイトを辞めることを考えてるんです。
もし大丈夫そうでしたら、〇月いっぱいくらいでお願いしたいんですけど、どうでしょうか…?
急な話でごめんなさい!
2.就職活動に集中したい
就職の時期になると、バイトを辞めて就活に専念したいときもありますよね。そんな時に使える例文を用意しました。
「〇〇さん、お忙しいところすみません!ちょっとお話ししたいことがあるんですけど、今お時間大丈夫ですか?
実は、これから就職活動を本格的に頑張ろうと思っていて…。申し訳ないんですけど、〇月いっぱい(具体的な時期や、相談したい旨)でバイトを辞めさせてもらえたらな、と考えています。
3.家庭の事情で…
家庭の事情でバイトができなくなる場合もあるかと思います。家庭の事情とは言ってもさまざまなことが考えられますよね。ですが「家庭の事情」なので、言いたくないことも当然あります。
バイトを辞めるにあたって、そこまで詳しく説明する必要はありません。以下に例文を載せておくので参考にしてください。
〇〇さん、お忙しいところ本当にごめんなさい!ちょっと個人的なことでご相談がありまして…。
実は、ちょっと家のことで色々ありまして…。ちょっと内容が込み入っていて、詳しいことは話せないんですけど、アルバイトを続けるのが難しくなってしまいました。
勝手なお願いで大変申し訳ないのですが、〇月中には退職させていただけませんか?皆さんには本当に良くしていただいて、感謝しかないです。急でご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくお願いします。
4.体調面で問題がある
体調に問題があって、バイトを辞めざるを得ない場合もあるかと思います。さすがに体調に問題があるなら、早めにバイトを辞めて休養したほうが良いですね。
以下の例文を参考にしてください。
〇〇さん、おはようございます!お忙しいところすみません、ちょっとお話ししたいことがあるんですけど、今少しお時間大丈夫ですか?
実は、最近どうも体調があまり良くなくて…。なかなか調子が戻らなくて、しっかり休んで体調を整えたいなって思ってるんです。 それで、申し訳ないんですけど、〇月末くらいでバイトを辞めさせてもらえたらな、と考えています。
急な話でご迷惑かけちゃってごめんなさい。
5.夢を追いかけたい
自分が本当にやりたいことが見つかったのなら、バイトを辞めて全力で突き進むべきです。店長が男性なら、その思いに共感して背中を押してくれるはずです。
以下の例文を参考にしてみてください。
〇〇さん、おはようございます!お忙しいところすみません、ちょっとお話ししたいことがあるんですけど、今お時間いいですか?
実は、ずっとやりたいって思ってた夢があって、本気でそれにチャレンジしてみようと思ってるんです!〇〇(例:自分の店を持ちたい、世界一周したい、バンドで成功したいなど、言える範囲で夢の内容)なんですけど、そのためにもっと時間を使いたくて…。
それで、本当にわがまま言って申し訳ないんですけど、〇月末くらいでバイトを辞めさせてもらえたらな、って思ってます。
バイトを辞めるときの注意点
バイトを辞めるときは、以下のポイントに注意しましょう。
- ブチギレるのはNG
- バックレはリスクが高い
ブチギレるのはNG
バイト先に問題があって、感情的になってしまう気持ちはわかりますが、ブチギレてそのまま退職するのはNGです。
「ブチギレる」という行為は自分自身の成長につながりません。理不尽な職場だったとしても、感情を抑えて冷静に対処するべきです。理不尽に対して冷静に対処することで、それを乗り越えたあなたの精神力はかなり成長しますよ。
ブチギレ退職は事務的な面でも問題があります。退職に必要な書類や、それまでのバイト代の支払いに関する話ができないので、スムーズにバイトを辞められません。
どちらにせよキレるのは後味が良くないので、あくまで冷静に対処しましょう。退職代行を使ってサクッと辞めることもできますし。
バックレはリスクが高い
「バイトだるいからバックれるわ!」と思っている人、一旦落ち着いてください。バイトをバックれて辞めるのは、意外にリスクのある行為なんです。
- それまで働いた分の給与が支払われない
- 親や学校に連絡されてしまう
- 社会人としての信用を失う
さまざまなリスクが考えられますが、1番のリスクはバックれるという行為に自分自身が慣れてしまうということです。一度やってしまったら、タガが外れて何回もやってしまうのが人間です。
何回もバックれをしていると、問題解決能力が育たなくなります。「嫌になったら逃げればいいや」という思考が潜在意識に刷り込まれてしまうからです。
退職代行を使うとかでも良いので、自分で何かしらの答えを出すという意識は持っておきましょう。
今すぐバイトを辞めたい人は退職代行がおすすめ
- 精神的に限界で明日にでもバイトを辞めたい
- 何度辞めると伝えてもなんだかんだ引き戻されてしまう
- 辞めたいなんて言ったら怒られそうで怖い
こんな人は素直に「退職代行サービス」を使ってください。
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退職代行サービスのメリットは、精神的な負担なく仕事を辞めれること。少なくともバイト先からの精神的攻撃は受けなくて済みます。業者によっては、最短で即日辞められます。
優先すべきはバイト先でも店長でもなんでもなく「自分の心」です。メンタルが完全に壊れる前に退職代行サービスを使ってください。
退職代行サービスといえば「無責任だ!逃げるな!」とか「最近の若いやつは…」みたいな言われ方をしますが、全く気にしなくてOKです。そもそも無責任でもなんでもありません。パワハラ店長からは逃げていいのです。
自分で気が引けちゃったら退職代行サービスは使えません。あくまで悪いのはバイト先の方だと、強気でいきましょう。