「はい」と返事をしただけなのに怒られる理由|たった1つの工夫で怒られなくなります

上司の指示に対して返事をしただけなのに、なぜか怒られてしまった経験はありませんか?
「本当にわかってるのか?」「はいじゃねーよ!」などと言われても、どうすればいいのかわかりませんよね。実は上司が怒っているのには、複雑な理由が絡み合っている可能性があります。
この記事ではただ返事をしただけなのに怒られる理由と、上司に怒られない返事のコツを解説しています。記事を読めば、もう返事で怒られることはなくなるでしょう。
「はい」と返事をしただけなのに怒られる理由
ただ返事をしただけなのに怒られる理由は以下のとおりです。
- 本当に理解しているのかわからないから
- 意見を求めているタイミングだったから
- 質問の意図と返事がずれているから
- ただ怒りたいだけ
本当に理解しているのかわからないから
上司は指示した内容が本当に伝わっているのかを気にしています。指示の内容が複雑だったり重要な内容だったりした場合「はい」という返事だけでは心配になります。
指示の重要さに反して軽い返事をされると「本当に分かっているのか!」と怒られてしまいます。
意見を求めているタイミングだったから
上司の指示が意見を求めている場面で「はい」の返事だけだと、上司に「話を聞いていないな」と判断されて怒られます。
例えば「これについてどう思う?」と聞かれたときに「はい」と答えるだけだと、上司はがっかりします。「こいつ議論する気ないな」「適当に返事をしているだけだな」と感じられてしまい怒られるのです。
質問の意図と返事がずれているから
上司の質問に返事をしたのに何故かイライラさせてしまう場合、上司の「質問の意図」を正確に理解できていないのかもしれません。
上司は単純なYes/Noを求めている質問ばかりするわけではありません。
例えば上司が「この前頼んだ書類、まだ時間かかりそう?」と聞いてきたときに「はい」だけでは、質問の意図と返事がずれています。この場合「時間がかかるかどうか」を聞きたいのではなく「どのくらいの時間がかかるか教えてほしい」と聞いているのです。
上司はその質問をして何を知りたいのかまで考える必要があるのです。
ただ怒りたいだけ
残念ながらただ説教したいだけの上司も存在します。ストレス発散として使われているだけかもしれません。
このような上司は説教をできるだか長引かせようとします。「はい、すいません」と言ったとことで「すいませんじゃねーよ!」と言われて説教を続けます。些細なことにも揚げ足をとって、怒ってくることもあるかもしれません。
本人的には「指導」「適正な教育」と思っているからタチが悪いですよね。要は自分は良いことをしていると思っているのです。このような上司への対応はこちらに書いたので参考にしてください。
上司に不快感を与えず返事するたった1つのポイント
ただ返事をしただけなのに怒られるのは、相手に自分の意図が伝わっていないことが原因です。「はい」という返事だけでは、上司が不安になるのも無理はありません。
上司に不快な思いをさせずスムースずにコミュニケーションを取る最も簡単な方法は「はい」の後にプラスαで一言を付け加えることです。例えば以下のような形です。
- はい、申し訳ございません
- はい、承知いたしました
- はい、ありがとうございます
- はい、〇〇ということですね
上司が求めているのは単なる返事ではなく「自分の意図がしっかり伝わった」という証明です。プラスαの一言を添えるだけで上司に安心感を与えられるため、不要な怒りを買うこともなくなります。
上司が理不尽に怒りたいだけだったときの対処法
いくらちゃんと返事をしていても、上司がただストレス発散したいだけだった場合は理不尽に怒られます。理不尽な上司への対処法は以下のとおりです。
- 別の上司や所定の窓口に相談する
- 異動や退職を検討する
別の上司や所定の窓口に相談する
あまりにも理不尽に怒られる場合、信頼できる別の上司や所定の相談窓口に相談しましょう。第三者に相談すれば、何かしらの解決策を提示してくれる場合があります。
相談できる場所は会社によって異なりますが、主に以下の場所があります。
- 別の部署の上司
- 会社の相談窓口
- 社内の人事部・コンプライアンス部門
- 労働組合・労働基準監督署
「相談なんてしたら職場の雰囲気が悪くなりそう」といった心配は無用です。上司が理不尽な意見を言っている場合、こちらに非はないので自信を持って相談しましょう。そもそも理不尽に対して相談しただけで空気が悪くなるような職場は離れた方がいいですね。
所定の窓口への相談は、案外強力な武器になります。会社によってはなんでも相談できる窓口が設置されていたりするので、ぜひ活用しましょう。
異動・退職を視野も入れる
日常的に理不尽に怒られる場合、異動や転職を考えるのも一つの手です。異動や転職は逃げではなく、自分を守るために有効な手段です。ストレスを感じながら仕事を続けるくらいなら、新しい道を探すのも良いと思います。
リスクなく職場を離れたいなら部署異動がおすすめです。社内で職場を変えるだけなら安定した給料をもらいながら、ストレスを感じる職場から離れられます。異動する際は社内の相談窓口や人事担当者に相談するのが一般的です。
参考になるかわかりませんが、僕の会社の先輩は社内の「なんでも相談窓口」に相談して部署移動していました。他にも同じ手で異動している人はたくさんいたので、相談窓口の力はかなり強いと思われます。
今の時代退職代行サービスだったり転職エージェントだったり、さまざまなサービスの登場により転職しやすい環境が整っています。
今すぐ仕事を辞めたい人は退職代行がおすすめ
- 精神的に限界で明日にでも仕事を辞めたい
- 怒られるのが嫌すぎて胃が痛い…
- 辞めたいなんて言ったら怒られそうで怖い
こんな人は素直に「退職代行サービス」を使ってください。
退職代行サービスとは、専門の業者があなたに代わって退職の連絡をしてくれるサービスです。法律の専門家が代わりに退職に関わるすべての手続きを代行してくれます。
退職代行サービスのメリットは、精神的な負担なく仕事を辞められること。少なくとも上司や同僚からの精神的攻撃は受けなくて済みます。業者によっては、最短で即日辞められます。
優先すべきは「自分の心」です。メンタルが完全に壊れる前に退職代行サービスを使ってください。
退職代行サービスといえば「無責任だ!逃げるな!」とか「最近の若いやつは…」みたいな言われ方をしますが、全く気にしなくてOKです。そもそも無責任でもなんでもありません。パワハラ上司からは逃げていいのです。
自分で気が引けちゃったら退職代行サービスは使えません。あくまで悪いのは職場の方だと、強気でいきましょう。