みんなの前で怒るパワハラ上司の特徴3選|恥ずかしい思いをしたときの対処法

みんなの前で怒られるのは、本当に恥ずかしいし辛いですよね。先に言っておきたいのは、みんなの前で怒られたからといって、あなたが無能なのではありません。むしろ上司側に問題があるパターンがほとんどなのです。
この記事ではみんなの前で怒る上司の特徴と、みんなの前で怒られたときの対処法について解説します。記事を読めば、みんなの前で怒るパワハラ上司の特徴がわかります。
みんなの前で怒る上司の特徴

みんなの前で怒る上司の特徴は以下のとおりです。
- 部下への指導が下手
- 感情に任せて怒ってしまう
- 無意識にマウントを取ろうとしている
部下への指導が下手
みんなの前で怒る上司は部下への指導が下手だと言わざるを得ません。
良い上司は「怒るときは個別に、褒めるときはみんなの前で」を徹底します。そのほうが部下のためになるからです。上司になる立場の人間は、部下の指導に関する教育を受けているはずです。
部下への指導が下手な上司は、みんながいる前で起こることで、他の部下にも指導しようとします。いわゆる「見せしめ」です。このような指導法は部下を萎縮させるだけで、なんの指導にもなりません。
感情に任せて怒ってしまう

みんなの前で怒る上司は、感情のコントロールができません。部下のミスに対して怒りを抑えられず、ところ構わずブチギレてしまうのです。怒りを抑えられない上司は、以下のように精神的に幼稚な部分があります。
- 自分の思い通りにならないと気が済まない
- 他人の気持ちを考えない
- 不満を顔に出してしまう
上司から感情的な怒りをぶつけられたら、部下として何をどのように改善すれば良いのかわからず困ってしまいます。感情的な指導は部下に恐怖心を植え付けるだけなので、何も良いことはありません。

もしかしたら、恐怖を植え付けて支配することが目的なのかもしれません。
無意識にマウントを取ろうとしている
自分が気に入らない部下をみんなの前で怒ることで、上司は無意識にマウントを取ろうとしています。「自分の方が立場が上だとわからせてやろう」と無意識に考えているのです。
特に自分の能力に不安を感じている上司ほど、部下にマウントをとります。マウントを取ることで周囲から承認されようとしている可能性があります。

正直、部下はマウントを取られていることに気付いて「この上司しょーもな!」と思っていますよね。
みんなの前で怒るのは立派なパワハラ

そもそもみんなの前で怒るのは立派なパワハラです。わざわざ見せしめのようにみんなの前で怒ることは、上司の指導の範囲を超えています。
- 優越的な関係を背景とした言動
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
- 労働者の就業環境が害されるもの
みんなの前で怒ることはパワハラの定義に当てはまります。怒られている音声を録音しておいて然るべき機関に連絡すれば、多分勝てます。
業務上必要な指摘である場合はパワハラではない
指摘が業務上必要であると判断されたときは、みんなの前で怒ってもパワハラには当てはまりません。例えば以下のような状況です。
- 業務上のミスを指摘して改善を促す
- 命に関わるミスをしそうだったので大声で止めた
- マニュアルから外れた行為を注意する
この程度であれば、業務上適正なのでパワハラではありません。とはいえ人格を否定する言葉を使ったり、必要以上に長時間にわたって怒ったりすればパワハラになります。

あくまでも問題行動そのものに対する指摘、改善を促すための指導であればパワハラではありません。
人前で怒られたときの対処法

人前で怒られたときの対処法は以下のとおりです。
- 自分が悪いなら冷静に反省する
- 別の上司や所定の窓口に相談する
自分が悪いなら冷静に反省する
業務上必要な指摘であれば、素直に反省しましょう。言い訳をしたり感情的になったりすると、事態を悪化させてしまう可能性があります。
上司は喧嘩をしたいわけではないので、素直に謝ってくれた方が場を丸く収められて都合が良いのです。
自分が悪いとしても、限度を超えて怒ってくる上司はいます。指摘の中に人格否定や仕事に関係ない暴言が含まれている場合、すべてを鵜呑みにしないようにしてください。その場合の対処法を次で紹介します。
別の上司や所定の窓口に相談する
あまりにも理不尽な理由で怒られる場合、上司をどうにかしようとしても解決できない場合が多いです。信頼できる上司や所定の相談窓口に相談すれば、何かしらの解決策を提示してくれる場合があります。
相談できる場所は会社によって異なりますが、主に以下の場所があります。
- 別の部署の上司
- 会社の相談窓口
- 社内の人事部・コンプライアンス部門
- 労働組合・労働基準監督署
「相談なんてしたら職場の雰囲気が悪くなりそう」といった心配は無用です。上司が理不尽な意見を言っている場合、こちらに非はないので自信を持って相談しましょう。

理不尽に対して相談しただけで空気が悪くなるような職場は離れた方がいいですね。会社によってはコンプライアンス窓口が設置されている場合があるので、ぜひ活用しましょう。
限界が来る前に退職を検討しよう

何を試しても理不尽に怒られ続ける場合、限界が来る前に退職する選択肢も真剣に考えるべきです。自分の心の傷付けてまで、働き続ける必要はありません。
例えば以下のような状態になったら、もう改善は見込めないので退職を検討しましょう。
- 会社に相談しても適切に対応されない
- 上司のパワハラ行為を誰も止めようとしない
- 職場にいること自体が大きなストレスになる
- 仕事のことを考えると眠れない
退職は大きな決断ですが、劣悪な環境で働き続けるよりはマシです。今の時代、転職エージェントや転職サイトが充実しているので、転職に対するハードルは以前よりも下がっています。

退職する意思を伝えるのが難しいなら退職代行を使っても良いでしょう。とにかく一刻も早く、パワハラ上司からは離れてくださいね。
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優先すべきは「自分の心」です。メンタルが完全に壊れる前に退職代行サービスを使ってください。
退職代行サービスといえば「無責任だ!逃げるな!」とか「最近の若いやつは…」みたいな言われ方をしますが、全く気にしなくてOKです。そもそも無責任でもなんでもありません。パワハラ上司からは逃げていいのです。
自分で気が引けちゃったら退職代行サービスは使えません。あくまで悪いのは職場の方だと、強気でいきましょう。