【なぜ?】わからないことを聞くと怒る上司の心理を解明

- わからないことを聞いただけなのに怒られる意味がわからない!
- 前にわからないことは質問しろって言ってたのに
- どうすれば怒られずに済む?
「わからないことがあったら聞いて」と言っていたのに、いざ聞くと呆れるような態度を取ったり、怒ってきたりする人っていますよね。本当に腹が立ちます。
この記事ではそのような上司が何を考えているのか、怒られない質問の仕方を解説します。記事を読めば理不尽上司への対処法がわかります。
上司にわからないことを聞くと怒る理由
わからないから聞いたのに、なぜか上司に怒られる。上司が怒っているのには、以下のような理由があります。
- 部下から成長意欲を感じないから
- 上司に指導力がないから
- 上司の時間に余裕がないから
- 上司が完璧主義だから
部下から成長意欲を感じないから
質問したのに上司が怒る理由として多いのは、部下の成長意欲を感じないというものです。
何も考えずに質問されると「こいつ、丸投げしてきたな」と、不快に感じます。適当な質問に自分の時間を奪われることが嫌なのです。
質問した側は自覚なく質問している場合がほとんどですが、上司的には不快な質問なのでしょうね。
上司に指導力がない
おそらく上司自身も気づいていないのですが、怒る上司というのは指導力がありません。どのように教えれば部下に理解してもらえるのかを把握できていないのです。
質問された内容について自分もよくわかっていない、または自信がない。そのことを部下に悟られたくない一心で「まずは自分で考えろ!」と怒っているのです。
悪い上司には、部下の成長をサポートするという意識が低いという特徴があります。部下のことは、自分の時間を奪う存在としか思っていません。
良い上司は部下を成長させることで自分が楽になることを理解しているので、多少の時間を割いてでも丁寧に指導します。
結果的に部下は成長の機会を失い、上司としても仕事が楽にならないという悪循環に陥ってしまいます。
上司の時間に余裕がない
純粋に上司の時間に余裕がないという理由も考えられます。多くの上司は自分の業務に加えて、部下のマネジメントや報告書の作成など複数のタスクを抱えています。
忙しい状況で部下からの質問があると「今忙しいんだけど!」と怒ってしまうのです。ある意味しょうがないことではあります。
どんなに忙しくても部下の指導を行うのが上司の役目…。とはいえ上司も人間なので、部下の質問を負担に感じてしまうことはあります。
上司が完璧主義すぎる
完璧主義すぎる上司だと、質問しても怒られてしまいます。完璧主義な上司は自分に対して高い基準を持って仕事に取り組んでおり、部下にも基準値の高さを求めてしまいます。
完璧主義の上司は部下の質問に対して、以下のようなことを思っています。
- なぜこんなことが自分でできないのか
- 努力や準備が足りないのではないか
- 俺がやったほうが早いな
上記のようなことを常日頃から思っているので、質問されたときについ厳しい口調になってしまいます。過度な完璧主義は部下を萎縮させるだけです。
実際上司の高い基準値というのは、上司が長く仕事を続けた上で形成されたものなので、経験の浅い部下はそれについていけないのです。
わからないことを質問する際のポイント
怒ってくる上司とも付き合っていくのが社会人というもの。ここでは上司に怒られない質問の仕方を解説していきます。
- 自分なりに考えてから質問する
- 同じ質問を何回もしない
- 話かけるタイミングを伺う
- 日頃からコミュニケーションを取っておく
有能な人は、無能上司をうまくコントロールしています。質問の仕方を工夫して、上司をコントロールしてみましょう。
自分なりに考えてから質問する
「何も考えずに丸投げしようとしているな」と思われると、怒られる可能性が一気に高まります。質問する前に自分なりに一度考えてみましょう。
もちろん完璧な答えは出さなくても大丈夫です。「自分はこう思うんですけど、〇〇さんの意見も聞かせていただけませんか?」という聞き方をすれば、成長意欲が感じられて上司的にも嬉しいものです。
「どこまでわかっていて、どこからがわからないのか」を具体的に示すことが大切です。
同じ質問を何回もしない
前に質問した内容を繰り返すと、上司は怒ってしまいます。一度教わったことは、メモを取って繰り返し聞かないことが大切です。スマホのメモアプリでも大丈夫です。メモを取る際の注意点は以下のとおりです。
- 後から見返してわかるようにする
- 補足として教えてくれた情報もメモしておく
- メモした内容は早めに実践する
とはいえ前に質問したことを忘れてしまうこともあります。そんなときは「以前教えていただいた〇〇の件ですが、もう一度確認してもよろしいでしょうか?」と、正直に聞きましょう。
話しかけるタイミングを伺う
上司に話しかけるタイミングも重要です。上司が忙しそうにしているタイミングや会議の前などに質問しても、まともな返事は得られません。むしろ若干怒られるかも。
質問するなら、上司が比較的暇そうなタイミングを狙いましょう。注意深く観察していると、絶対にそのようなタイミングがあるはずです。
事前に連絡しておくのもおすすめです。チャットやメールで「〇〇の件でご相談したいのですが、本日午後のご都合の良い時間帯はございますでしょうか?」と送っておけば、都合の良いタイミングを教えてくれる可能性があります。
日頃からコミュニケーションを取っておく
質問しても怒られないためには、日頃から上司とコミュニケーションを取っておくことが大切です。コミュニケーションが取れていないと質問するのが気まずくなり、わからないことを放置してしまうリスクがあります。
普段からのあいさつはもちろん、こまめな報連相を徹底しておくのがおすすめです。休憩時間に軽い雑談をしておくのも良いですね。上司としても、普段から積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくる部下は可愛いものです。
日頃から上司と交流をして、質問しやすい空気を作っておきましょう。
わからないことを聞いて理不尽に怒られた時の対処法
いくら気を使って質問しても、理不尽に怒ってくる上司は存在します。そんなときの対処法を以下にまとめました。
- 冷静に対応する
- 別の上司に相談する
- 異動や退職を検討する
冷静に対応する
相手が理不尽な態度を取っているからといって、こちらが感情的になるのはNGです。上司に言い返しても、職場に居づらくなるだけです。
上司はただ、部下に文句を言って気持ちよくなっているだけかもしれません。そのような相手に対して真っ向からぶつかっていては、メンタルを削られるだけです。
その場は冷静に乗り切って、後から対処法を考えましょう。
別の人に相談する
直属の上司から理不尽に怒られることが続くようであれば、別の上司への相談を検討しましょう。理不尽に怒られる状況を放置しても、何の問題も解決しません。
人事担当者や信頼できる上司に相談してみると、対策を考えてくれる可能性があります。会社によっては、なんでも相談できる窓口が設置されている場合もあります。
異動や退職を検討する
上司からの理不尽な怒りに限界を感じている人は、部署異動か退職を検討しましょう。理不尽な上司の態度は、なかなか改善するものではありません。上司が変わるのを待つより、環境を変える方が早いです。
自分のメンタルを削ってまで仕事を続ける必要はありません。自分を守るために環境を変えることは普通です。理不尽上司がいる職場なんてさっさと辞めて、自分に合った職場を探す方が有意義ですよ。
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退職代行サービスといえば「無責任だ!逃げるな!」とか「最近の若いやつは…」みたいな言われ方をしますが、全く気にしなくてOKです。そもそも無責任でもなんでもありません。パワハラ上司からは逃げていいのです。
自分で気が引けちゃったら退職代行サービスは使えません。あくまで悪いのは職場の方だと、強気でいきましょう。