怒られると思って嘘をつく大人への対処法をきれいごと抜きで解説

怒られることを怖がって嘘をつく大人っていませんか?何度注意しても嘘に嘘を重ねる姿勢は、常人には理解できないものがあります。正直に話してくれれば良いのに、と虚しさを感じることもあるかもしれません。
この記事では怒られそうになると嘘をつく人の特徴と対処法について解説します。きれいごと抜きの対処法も紹介します、ぜひ参考にしてください。
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なぜ怒られそうになると嘘をつくのか

怒られそうになると嘘をついてしまう人の特徴は以下のとおりです。
- 過去のトラウマによって自己肯定感が低い
- 発達特性に問題がある
- 「正直に話す=リスク」と判断する
過去のトラウマによって自己肯定感が低い
怒られそうになると嘘をつく人は、何かしらのトラウマを抱えている可能性があります。トラウマが原因で自己肯定感が下がると他人からの評価に敏感になり、怒られることを過度に恐れるようになるのです。
厳格なしつけやいじめを受けた経験は、本人の心に深いトラウマとして刻まれます。トラウマが原因で対人関係に恐怖を抱き、嘘によって自己防衛するのです。
嘘をつくことはその場限りの自己保身であることは、実は本人も気付いています。しかし、過去にトラウマがある人は「条件反射」のように嘘が出てきてしまうのです。
発達特性に問題がある

怒られると嘘をついてしまう背景には、発達特性が影響している可能性があります。
例えばADHD(注意欠如・多動症)の特性を持つ人は、怒られると衝動的に嘘をついてしまう傾向があります。その場を取り繕うために無意識に嘘をつくこともあるようです。
発達特性となると医学的なことなので専門的な症状などはわかりませんが、突発的に嘘をつく場合もあるようです。
「正直に話す=リスク」と判断する
怒られそうになると嘘をつく人は、正直に話すことをリスクと捉えています。
嘘をついて一時的に怒られることを回避した後、嘘がばれてさらに厳しく怒られたとします。嘘をつく人はこのような状況を「やっぱり正直に話すと酷い目にあう」と解釈します。問題は最初に嘘をついたことだったとしても、考えは変わりません。
結果的に「本当のことを話すと怒られるから嘘をつく」という幼稚な思考になってしまうのです。
嘘をつくことへの心理的ハードルもなくなり、問いかけに対して自動的に嘘をつくようになっていきます。こうなると嘘に嘘を塗り重ねる悪習慣が身に付いてしまいます。
嘘を見抜くためにチェックするポイント

嘘をつかれても見抜けるように嘘を見抜くためにチェックするポイントは以下のとおりです。
- 視線
- ジェスチャー
- 体の動き
- 声のトーン・話し方
- 話の内容
- 言葉遣い
視線
嘘をついている人は目線をそらしたり、視線が落ち着きなく泳いだりする場合があります。ストレスや緊張を感じることで、まばたきの回数が急に増えるパターンもあります。
逆に「自分は正直だ」とアピールするために、不自然なほどじっと目を見つめてくることもあります。
手の動き
無意識に口元を手で覆ったり、鼻を頻繁に触ったりする仕草が見えたときは、嘘をついている可能性があります。これらは「自己親密行動」と呼ばれ、不安やストレスを感じた人間が自分を落ち着かせるために行う無意識の行動です。
体の動き
嘘をつくと普段よりも体が硬直し微動だにしなくなることもあれば、逆にそわそわとし始める場合があります。相手との距離を取ろうとしてくる人もいます。
声のトーン・話し方
声のトーンが普段と異なり、不自然に高くなったり、逆に低く小さくなったり、震えたりすることがあります。早口になったり、逆に言葉に詰まってどもったりするのも、心理的な動揺を示している可能性があります。
話の内容
話の辻褄が合わなかったり時系列が曖昧だったりするのは嘘をついているサインです。情報を過剰に詳しく説明しようとする一方で、核心部分については曖昧にしたり、情報量が極端に少なかったりすることもあります。
言葉遣い
普段よりも不自然に丁寧な言葉遣いになったり、逆に攻撃的な口調になったりするなど、言葉の選び方に変化が見られることがあります。
嘘をつく大人への3つの対処法

いつも嘘をつく大人への対処法は以下のとおりです。
- 嘘をつかれても相手を問い詰めない
- 相手の次の言葉を待つ
- 重要な仕事を任せない
相手を問い詰めない
相手が嘘をついていることは明らかなので問い詰めたくなる気持ちはわかりますが、ここは冷静に対処しましょう。1番重要なのはその人を責めることではなく、問題の事実確認だからです。
特に以下のような言動は状況を悪化させるだけなので避けましょう。
- 「なぜ嘘をついたんだ!」などの感情的に非難する
- 相手の人格を否定する言葉をかける
- 事実確認なしで相手が悪いと決めつける
感情的になった対応すると相手はさらに嘘を重ねる可能性があります。個人攻撃ではなく事実確認のつもりで話を聞くと、相手も話しやすくなって本当のことを教えてくれる可能性があります。
相手の次の言葉を待つ

相手が嘘をついたと感じたら意図的に沈黙を作ってみてください。相手の気持ちが整理されて、本当のことを話してくれる可能性があります。
相手は嘘をついたとき、内心かなり動揺している可能性があります。突発的に嘘をついたことを後悔している可能性もあります。意図的に沈黙の時間を作れば、相手に冷静になる時間を与えられるのです。
沈黙に耐えられず真実を話してくれるパターンもあります、いずれにせよ相手の発言を待つという姿勢は仕事をするうえで大切なことなので覚えておきましょう。
重要な仕事を任せない
そもそも日常的に嘘をつく人に、重要な仕事は任せないといった選択肢もあります。何度注意しても嘘をつくような人には、重要な仕事や責任感のある仕事は任せられません。
過去のトラウマや発達特性で嘘をついてしまうのであれば、本人が治そうとしない限り改善は不可能です。適材適所に人材を配置することで、仕事が円滑に回る可能性もあります。
嘘をつくことを辞められない人のために職場が一丸となって、安心できる環境を作っていくといった対策もあります。しかし、現実的には難しいでしょう。1人だけのために職場全体の環境を変えることはできないからです。間違いなく反発する人が出てきます。
きれいごと抜きで対策するのであれば、別の仕事をやらせてしまう方が早いのです。
可能であればマニュアル化された仕事を任せましょう。マニュアル化された仕事であればどこでミスをしたのかが見えやすいからです。